
日本の大手水産会社の変革を
私たちがどのように支援したか
ケーススタディ:Umios リブランディング・ドキュメンタリー・シリーズ
クライアント:Umios(旧・株式会社マルハニチロ)
マルハニチロは、2007年に業界の二大巨頭である「マルハ」と「ニチロ」の統合により誕生し、漁業から製造、流通までを網羅する、日本最大かつ世界有数の水産・食品グループとしての地位を確立してきました。同社は長年にわたり、魚肉ソーセージや缶詰の製造を通じて日本の食習慣を支えてきましたが、異常気象や乱獲による水産資源の減少といった深刻な環境変化に対応し、2026年3月1日付で社名を「Umios(ウミオス)」に変更しました。
この社名変更は、単に「魚を獲って売る」という伝統的な水産会社の枠組みを超え、食の多様化やSDGsに取り組む持続可能な「ソリューション・カンパニー」へと進化することを象徴しています。新しい名称には、海(Umi)を中心に地球と一つ(One)になり、世界中の社会課題に対して解決策(Solutions)を提示し続けるという、次の100年を見据えた同社の決意が込められています。
Eiwa Mediaは、このUMIOSへの社名変更に伴うリブランディングを包括的にサポートしました。従来のテレビCMの枠にとらわれない動画コンテンツを提案し、UMIOS自身がまだ気づいていなかった可能性を解き放つことで、エピソード形式のストーリーテリング・ドキュメンタリーを制作しました。あわせて、新ブランドのランディングページ公開に向けた素材提供も行いました。
課題
日本の伝統的な組織構造に根ざしながらも、同社にはタレント主導の一方的な広告を超えた、グローバルなアイデンティティが必要でした。その使命は、断片化された社内の声を一つの真正なナラティブ(物語)へと統合することです。それは単なる「広告」ではなく、視聴者の心を動かし、真の確信を築き上げる物語です。
▶ 新しいフォーマットのデザイン:従来のPR手法を打破し、新たな国際的ビジョンに合致したストーリーテリングのスタイルを構築する。
▶ 経営層の合意形成:主要な意思決定者と密接に連携し、複数の部門間の足並みを揃え、プロジェクトの承認を確保する。
▶ タイトなスケジュールでの高品質な納品:極めて限られた期間内で、複雑かつ大規模な制作を遂行する。
当社の解決策
私たちは、力強いコミュニケーションは社内の足並みを揃えること、そして見落とされていた価値を発見することから始まると信じています。複数の部門にわたるビジョンを調整することで、クライアントが従来の「広告然とした」制作から脱却し、真の本質を伝える新しい形のストーリーテリングを確立できるよう支援しました。私たちの手法は、クライアント自身もまだ気づいていなかった物語やネットワークを深く掘り下げて発掘し、それらを真の確信を生む強力なツールへと変えることに重点を置いています。
▶ ステークホルダーの合意形成:複数の部門間でビジョンを調整し、一貫したアライメントとスムーズな集団的意思決定を確実にしました。
▶ 隠れたナラティブ資産:漁業協同組合など、クライアントが資産として認識していなかった見落とされていたネットワークを発掘し、独自の深みを持つ物語へと編み上げました。
▶ 本格的なフィールドワーク:全国各地でのドキュメンタリー撮影と、話し手の緊張をほぐす心理学的なインタビュー手法を通じて、自然で心のこもった声を捉えました。
▶ リブランディング・エコシステム:リブランディング、ランディングページ、そして公式式典の礎となる、動画とスチールの包括的なセットを納品しました。
▶ 長期的なパートナーシップ:2025年の初期企画段階から実務的かつ専門的なサポートを提供し、クライアントの成長とともに進化し続けてきました。
成果
▶ ドキュメンタリーシリーズの開始:第1話の公開により、リブランディングの核心となるメッセージを世間に力強く伝えました。
▶ ブランド価値の変革:単なる製品ではなく、環境に貢献するという「哲学」を売るブランドとしての地位を確立しました。
▶ 信頼性の高いコンテンツ:東京大学の学術的な知見から奄美大島などの現場までを網羅することで、専門性と真実味を兼ね備えた深みのあるコンテンツを制作しました。
▶ 新しいランディングページ用のコンテンツ一式(ヘッダーおよびバナー動画、スチール写真)を納品しました。


















































